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セミナーの内容
今回のセミナーは、当社主催・秋葉VMDセミナー51回目の記念として開催、セミナー修了後は、名刺交換会も行った。
VMDというと、発祥の地アメリカを手本にするケースが多いが、ヨーロッパの個店も大変参考になる。
特にフランスは、「マルシェ」という独自の文化があるので個店とマルシェを題材にした今回のセミナーは、これからの小売店経営のヒントになるはず。
ゲスト講師もパリ通のお二人。
竹内氏はフランスが好きで、何回も行き来しているパリフリーク。 滞在中は、アパルトマンに留まって、パリ市民の生活を満喫しているという。
片や、梅原氏はフランスに10年以上住んでいた、フランス語ペラペラのパリ人そのもの。マルシェの中に住んでいたという。
二人の話しの中で、日本でマルシェ風売場をつくるには、売場をゴチャゴチャにすればいい、と思っていた人は180度考えが変わっただろう。
など、へえーーと思う話がたくさんあった。
竹内氏の話で面白かったのは、
などがフランス人の特徴だという。
確かに、平台のディスプレイにしろ、ウインドウにしろ、吊るしたり、投げ出したり、タワーをつくったり・・・と空中造作をしている場合が多い。
マルシェの屋台でさえ、魚がタワーの上から顔をのぞかせていたりチョコが、3段構成のグラスに山盛りになっていたり・・・と日本では考えられないディスプレイの写真を見ることができた。
梅原氏の話しの中で印象的だったのは、「会話しなければ、買い物は始まらない」ということ。
マルシェは話してナンボ。 何をどのくらい欲しいのか、自分は何を求めているか、を店主に言わないといけない。
これは逆にいうと、「わがままが言える」ことにつながる。 自分の欲しい量、味、産地や採取日など好みを言えるそうだ。
そうしてはじめて、店主との会話が続くのだ。 店主は、そういうやりとりを買い物客一人一人と行うので、買い物に時間がかかる。次の客は前の客のやりとりを待たなければいけない。 行列もできるそうだ。
効率わる・・・と思うかもしれないが、個人に合わせて量やメニューをそろえられるため、無駄がなく、ゴミもでない。マルシェはエコなのだ。
そして、最後に、私が二人に質疑しながら、日本でマルシェをどうやってつくるか?をお話させてもらった。
VMDインストラクター飯塚むつこ氏制作の味噌売場などを紹介、事例を数社上げた。 味噌やワイン、オリーブオイルの量り売り専門店も日本でジワジワと広がっている。メーカーブランドでない、量り売り店の隆盛は、マルシェ的な売場づくりには追い風だと思う。
セミナー終わって、活発な交流会になった。「他の人はどのようにVMDをやっているだろうか」を直接聞けるいい機会になったと思う。 竹内さん、梅原さん、お疲れ様でした!
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