VMDインストラクター協会は、お客様にとって快い売場環境を提供する売場づくりの資格団体です。

• とき　　　　8月19日(火)10:15〜11:45　開場9:45〜 　
• ところ　　　秋葉原駅前「東京都中小企業振興公社ビル」 　
• 主催　　　　株式会社オーバルリンク 　
• 後援　　　　月刊「流通ネットワーキング」 　
• ゲスト講師　カラーコラボレーションMu　 飯塚　むつこ氏

　夏の締めくくりのセミナーとして、いつもと変わったセミナーを開催した。

「ライフスタイル」とは、VMDで自己実現を図り、自立・自活するスタイルのことを指した。その代表者として、新潟でVMDのオフィスを構えて、VMDを地域の活性化につなげている女性起業家、飯塚氏をゲストに迎えた。

飯塚氏の話は下記の通りだった。

• カラーマーチャンダイジングとVMDを結びつけたカラー・ビジュアルマーチャンダイザーとして地域の専門店のお店づくりをプロデュース
• 地場の味噌店を始めとして、靴店・酒店・精肉店・青果店・アパレルフロア等の改装・研修・コンサルに着手
• 病院施設のカラーマーチャンダイジングとデザインにも着手
• VMDノウハウの取得と営業・広報活動

などを、「快場」にリモデルした上越市の商業施設・店舗の写真をふんだんに使いながら５０分間解説してくれた。

セミナー第二部は、私がそれを受けて、

• 日本のVMD職業・資格の現状
• VMDで独立・成功するための秘訣
• 企業人として活躍するための秘訣

などを、ポイントを踏まえて４０分間話した。

今回のセミナーは、半分が個人参加ということで、セミナーのタイトルを反映した形になった。今回、セミナー冒頭で私が話したことは、VMDに関わる資格のことだ。

下記は３年前の、検定試験受講者のべ人数だ。

• カラーコーディネーター 132,234
• 色彩能力検定 380,000
• インテリアコーディネーター　 45,000
• 装飾技能検定　 2,492

カラーやインテリアにはVMDの要素が少ししか入っていなく、装飾技能士はディスプレイの国家資格だが、VMDすべては網羅していない。カラーやインテリアと比べると検定受講者が格段に少ない。

　このようにVMD全般に特化した資格は皆無といっていいだろう。資格がすべてではないが、VMDインストラクターはカラーやインテリアに匹敵する資格にしたいと思っている。なぜなら、日本中に１００万軒以上の小売店があるからだ。このセミナーで、売場づくりに困っている人は、地方都市にもたくさんいるのが証明された。

　VMDは、都会のデパート、アパレルなどの限られた業界ではなく、日本の津々浦々で必要とされているノウハウなのである。

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