コンセプトとは「どんなお店なのか」ということです。
新しいお店をつくったり、お店をリモデルする場合は 「どんなお店にしたいか」ということを考えることです。
あなたが、経営者でない、店長やスタッフの場合、ショップコンセプトは本部がつくるものなので、あなたが考えてもしかたないかもしれません。
その場合、本部に「どんな店を目指すのか」や 「どんなお店なのか」。改めて訊きましょう。
店長やスタッフは、コンセプトはつくらなくても、コンセプトを 知ることは義務といえましょう。
つまり、「モノを売る」スタッフというよりも、コンセプトを明確にさせるスタッフと心がけます。
たとえば、「お金のない人でも手軽に買える、My フラーショップ」 というコンセプトでしたら、そのようなイメージをスタッフであるあなたが持つべきです。
「お金のない人でも手軽に買える、My フラーショップ」 にするためには、自分はどうすればいいか。
男性でも気軽に声をかける。デートにいい花を教えてあげる。
花言葉を行ってみる。栽培の仕方を教えてあげる・・・など接客態度からして変わるものなのです。
私は店員だから、売上を上げるだけでいい、というのは全くの間違い。
お店のコンセプトに沿った動きをしなければ、店長をやっている資格はないでしょう。
とはいえ、ショップコンセプトを店長に教えていない本部もたくさんあります。
これはとても困ったこと。本部の責任と言えるでしょう。今一度、店舗スタッフに「どの方向をむいている店なのか」 「どんなお店を目ざしているのか」、伝えるのは本部VMDの義務なんです。
さて、本部VMDのあなた、コンセプトの表現の仕方はいろいろあります。
一般的なものは「言葉で表現すること」。
そのほかに
- コンセプトを絵で表現する
- コンセプトを図で表現する
- コンセプトをストーリーで表現する
など、いろいろあります。
例えば、スターバックスのショップコンセプトは「第三の場所」です。
たんなる喫茶ではなく、「家」、「職場」の次にある、第三の安らぎの場なんです。
スープストックは、ストーリーにし、「ケンタッキーフライドチキンの営業部にいる田中さん」という OLが登場してきます。
田中さんはストレッチもこなすスポーティ派で曲がったことが嫌い、プライベートの友達付き合いもよく、 自然食が好き・・・という性格です。
そんな都会派の彼女が行くのがスープストックというわけです。
どうですか。
一口にコンセプトと言ってもいろいろ表現方法があるのです。
その表現は全店舗スタッフに伝えやすい方がよいでしょう。
だから、オーバルリンクも「快場を日本に広げる」などと 、わかりやすい表現を使っているんです。
ショップコンセプト、とても大事なので今一度考えてくださいね。
あなたが店舗スタッフでも、「自分が雑貨屋を開くとしたらどんな店にするか」 みたいに空想してもいいと思います。
全国の店長さん、コンセプト磨き、がんばってください。
(vmd-i協会事務局)