今日は「ディスプレイ、どうして上から見ても三角形にするのか?」についてです。
ディスプレイ構成・三角形のルールの続編です。
三角形のルール、忘れた人は下記を見てください。
まずは上の画面じっと見てください。
あなたは正面からディスプレイを見ています。
リニアスキーム(構造線のこと)はこんな感じ。
ディスプレイ上部の輪郭を見てください。
きれいな三角形になっていますよね。
下のリニア(線)も見て下さい。
こちらもこっちに向かってとんがっている、三角形になっています。
上から見るとこのようなリニアになっています。
なんとなく三角形になっていますよね。
これが正しいディスプレイの構成です。
では、どうして上から見ると三角形でないとダメなんでしょうか。
横に一直線でもきれいだよ。とあなたは思うかもしれません。
じゃあ、上から見て横に一直線の三角形をつくってみましょう。
下の写真を見てください。
うーん、確かにきれいな三角形です。
問題ないように見えますが・・・。
これ、実は横から見ると、大きな違いがあるんです。
両者を見比べてもらっていいですか。
これで違いは一目瞭然!!
そう、「上から見て直線」の方はリニアが消失するんです。
なぜかというと、上から見て直線のディスプレイは、三角構造線は横から見ると消えてしまうんです。
これでは横から来たお客様にとって、ディスプレイはきれいに見えません。
どうしてきれいに見えないかというと、
●上から見て直線のディスプレイは
・ペラペラ
・奥行きが感じられない
・薄っぺらい
ところが
●上から見て三角形のディスプレイは
・どっしり重厚
・奥行きが感じられる
・立体的
なんです。
違いをまとめてみました。
あと、「前から見て三角形、上から見ても三角形」のいいところは、どこから見ても三角形になるんです。
下の写真を見てください。
きれいな三角形を保っています。
どこから見てもきれいですよね~。
わかりましたでしょうか。
どうしてディスプレイは「前から見て三角形、上から見て三角形」でなければいけないか。
全国のVMD担当の皆さん~、薄っぺらいディスプレイは作らないでくださいね。
ディスプレイは立体的に作ってください。
奥行きです。お・く・ゆ・き!!
三角構成、実際に作ってみたい方は、ディスプレイセミナーに参加しよう。(^^)
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(VMDインストラクター協会事務局)