このあいだ、できたばかりの秋葉駅構内のお土産店舗へいってきました。
このお店、狭いのにまずびっくり。
上野駅と違って、コンビニというかリーチインキオスクと言った感じです。
これ、JRがやっているだけあって、全国各地の名産が日替わりで楽しめるお店なんです。
1階はコンビニ風お土産売り場で、2階はカフェでした。
おもしろい試みのお店ではあります。
ただ、土産物、販売苦戦しているのではないかな。
なぜなら、ズバリ、通路が狭いからです。
1日30万人は通過するであろう秋葉原駅構内のお店にあって通路幅70cmは狭すぎました。。。。
これでは通路に人一人入ったら、もう入る気がなくしてしまいます。
私もお菓子たくさん買う方なんですが、店内に5人いるだけでもう奥に行けません。
行けないこともないのですが、人をかき分けて買い物するのがいやなんです。
奥にいるお父さんの図体がでかいので、ますますそこに行く気がなくなります。
特に女性ならいやでしょう。
このお店、店舗レイアウトからやり直した方が・・・。
確かに壁面は固定PP棚が高さ1800位にあり、赤ペコや招き猫やらおもしろいオブジェがディスプレイされていますが、問題は居心地ですね。
通路幅をなんとかしないと解決できないでしょう。
しかも、ジャンブル什器が通路角にありました。
日本の店舗、書店、スーパー、レンタルビデオ、どこをとっても狭いです。
秋葉原にヨドバシカメラができて、他の小さい家電店が撃沈したのは通路幅が原因といっても過言ではないでしょう。
それほど、今までの秋葉原電気街の通路は狭いんです。
SCに人が言っているのは、テナントスペースが高くて広くて、スムーズに歩けるからです。
私も今までは通路幅90cmはないといけないと言っていましたが、今の時代は120cmが標準だと思います。
でないと、通路に複数人が入りません。
ということは、買い物機会喪失で、店舗は売上高にすごく響いているんです。
気軽に歩けない店内では、回遊時間・回遊距離が減って、関連買いもなければ、 ついで買いもありません。
書店もそうなんですよね。。。
実に通路が狭い大型書店がありますが、これは本末転倒。
商品よりも通路幅を大きくする方が売上、上がるでしょう。
90cmの通路に人が立ち見しているだけで、人はその通路に入らなくなります。
よほど目的買いで買うものが決まっている場合はいいかもしれませんが、それでも、他店に行くか、アマゾンで買うか選択肢がたくさんあります。
店舗VMDの皆さんは、通路を見直してみてください。
それには、客の動きを見た方がいいですよ。
見る時間がなければ、セキュリティ会社にいってビデオを見せてもらえばいいんです。
すると、以下に「通路に入るのをためらう客が多いか」わかります。
その画像に店長さんは震え上がるでしょう。
つ・通路が狭い!! これでは快場ではありません。
ということで、ゾーニング科目の中で通路幅は大切なんです。
まずは自分のVMDを担当するお店の通路幅を見てみましょう。
(vmd-i協会事務局長)